ボーカリストの世界では
ボイトレ・発声研究に興味がある人が
多いんですけど。
- いつまでも上手に発声できない人
- あるタイミングで急に発声が向上する人
分かれます。
急に上手に
発声できるようになる人たちの共通点、
ビジネスと同じだな?て気付いたのでシェア。
分かれ道はV字路である
僕はずっと
”分かれ道はY字路じゃなくV字路である”
と思ってます。
進んでく途中でだんだん
分かれていくんじゃなく、
進む方向を決めた時点で、
手に入る結果が決まりきってる
と思ってるんです。
分かれ道を想像してみましょう。
1本道からだんだん分かれて
左右に伸びてってますよね。
なので見た目は
大文字アルファベットの”Y”なんですが。
実際は、
- 元いた(歩いてきた)道
- 右に進める道
- 左に進める道
3つの道同士が接してる
中央ポイントを起点で考えると、
それぞれが”単体の道”です。
独立した、まったく別の、3つの道。
で、
①進んできた道に進むには
振り返って戻らなきゃいけない
→右にも左にも進めない
②右に進む
→元いた道と、左の道には進めない
③左に進む
→元いた道と、右の道には進めない
結果を出すには先に進む以外に選べないので
②か③どっちかしか選べません。
じゃあ、正解がどっちか?分かってないと
ミスった時に致命傷になるな?
だから僕はY字路=V字路に見えるんです。
悪い発声の延長線上に良い発声は存在しない
ここから本題ですが、
ボイストレーニングの場合。
これまでずっと続けてきた
悪い発声のまま練習を続けても
一生上達しません。
さっきのV字路理論よろしく、
悪い発生のまま続けつつ
悪い→良いに変化させるのは不可能。
道は1つしか選べないからです。
例えば、声を響かせる場所が
間違ってるなら、
根本的に体の使い方を
変えなければいけません。
間違った響かせ方のまま、
正しい響かせ方はできないからです。
今とまったく別の場所に
響かせなきゃいけないので、
じゃあもっと手前にある
”姿勢”とか”呼吸の使い方”とかが
直近の課題になります。
響かせをどうにかするために
”響かせ”という課題の中で
ごちゃごちゃやっても
解決しないケース多し。
「1から発声の再構築とかメンドクセ!」
っつって、
ムリして間違った響かせ方で
歌い続けると
無理→超~無理
になるだけで
何も得られません。
むしろ、間違った発声は
体を壊すので、
壊して→時間かけて治して→また同じ歌い方して→また壊して…
ムダな作業の繰り返し。
”根っこから間違いを正す”
を先にやらないと、
一生正解に辿りつけないどころか、
歌手としての選手生命を絶たれる
ケースすらあります。
実際、プロ歌手でも
よく喉を壊してる人がいます。
(ポリープ手術のニュース、聞きますね)
そういう歌手の方、
よく聴いてみるとやっぱり、
独特な発声なことが多いです。
自己流だから、
人体の原理原則に反していて、
じゃあ遅かれ早かれ
破綻するよねっていうね。
一応、細かいこと言うと、
正しい発声が全てではありません。
まちがった発声=手札の数でもあります。
叙情的な歌声が似合う
シチュエーションがあるし、
血反吐吐きながら歌う姿に
お金を払いたくなる
気持ちも分かります。
でもでも、喉壊さないで
安心して仕事できるか?
というと、やっぱり違うわけで。
たとえ全米チャートに
食い込める実力があったとしても、
喉壊して立ち止まっちゃうんであれば、
今回のV字路理論の上では、
間違いってことになるんです。
プロフェッショナルだとしても、です。
プロに聞く。以上。
歌が上手になれる人は
高確率でプロの力を借りてます。
自分を過信せず、
専門家の知見を信用します。
効率よく発声を
正したいと思ってる歌手ほど、
サクッとお金と時間を払って
一気に歌が上達→売れていきます。
健康を維持したまま、売れていけます。
「ワイは誰よりも発声に詳しいんャ!」
て自負があるプレイヤーほど、
独学に引きこもって伸び悩みます。
間違ったことを信じます。
間違ったことを続けます。
で、破綻して、立ち止まります。
で、で、置いてかれます。
で、で、で、旬が過ぎて
音楽市場から撤退を余儀なくされます。
てなことを踏まえると、
音楽家にとって
発声向上=投資
なんですね。
最初にある程度お金かけて
正しい知識を蓄えておかないと
仕事にならない。
ビジネスと同じだ。
ビジネス=楽してナンボ
ではビジネスの話に繋げますね。
『無知のままがむしゃらに実践するより、
先に正解を学んで全体像を掴む』
ことが大切です。
- 時間が少ない
- 使えるお金が少ない
- 必要以上に頭を使いたくない
- 必要以上に体を動かしたくない
- ムダな苦労はしたくない
- さっさと成功して楽したい
リソースが限られてるんなら尚更、
最短ルートを目指してください。
ちゃんとやってれば
1年そこらで上手くいったはずが、
無料情報×いろんなノウハウごちゃ混ぜ×独学=ズッコケ
てな人をよく見かけます。
んで先のV字路理論によって、
途中の部分を一生懸命修正してるけど×間違ってるのは根っこだから=一生改善しない
っていう。
”生き地獄”というヤツですね…
未熟な自分を放置したまま
成功しようとしても、
マジでうまくいきません。
「右の道じゃなかった…左に戻らなきゃ…ゼエハア………」
(正しく投資して進んでるライバルたちは
最初から正解の道が分かりきってるので、
あくびしながら最短ルートで進んでて、
間違えた者は彼らに一生追いつけません)
ゼエハア………ゼエハア………
いったん元の道に戻って、
右の道にツバを吐いて、
左の道に進み直したはいいが。
左の道の先には、また分かれ道が!
学ばない者「次はどっちだ…どっちなんだ…!?!?!?」
学んだ者たち「アイツ何やってんの?普通にこっちだろw」
学ばない者「仕方ない、棒が倒れたほうに進もう…カランッ」
学んだ者たち「ウケるwwwじゃあなwww」
勉強しない者はまた道を間違え、
勉強した者に追いつけず…
ご愁傷様でございます。
ご愁傷SUMMER!っつってw
↑学んだ者はこのくらい余裕があるのに
いとも簡単に成功していきますよ。
”凡人”の自覚、持て。
僕とか特に、
”平凡な人間”て自覚があるので、
真っ先にプロにお金と時間を払って
正しい知識を教えてもらうタイプ。
『ビジネス=楽してナンボ』
ってのが僕の中で普通の感覚。
楽するためだったら
なんでもやってきました。
だし、楽したらうまくいった
経験ばかりです。
”ショートカット=悪いこと”って感覚は
『努力エアプ』の未経験者の空想です。